目次
理解していれば親はイライラせずに済む
イヤイヤ期、最大のデメリットは、「親がイライラしてしまうこと」ではないでしょうか。みなさん、どうですか?
私はチャイルドセラピストとして多くのお子さん、そしてただいま絶賛イヤイヤ期まっただ中のわが子を見ていても、そりゃあイラっとすることもあるものです。これをいつもグッと堪えるので、堪えたのちには、廊下でハァァァァーっと大きなため息。この繰り返しです。
実は、これらのイヤイヤ期に関しては、心理的要因、チャイルドセラピー視点での見解があり、理由があるので、このイヤイヤ期の理由さえ知れれば、皆さん少しホッとできるのではないでしょうか。
先が見えず、原因がわからないからイライラもするし、不安にもなりますよね。ここでは、そんなイヤイヤ期の理由や仕組み、対策法をお伝えさせていただきます。
イヤイヤ期とはそもそもなぁに?
これはあまり知られていないことなのですが、(と言うか、みなさん、ここが一番知りたいポイントなはずです)イヤイヤ期というのは、その子自身の生まれ持ったエネルギー数。なので、絶対値があるので、イヤイヤ期でも出し切れない場合、思春期で出ますし、思春期でも出し切れない場合、ひきこもりとなって現れます。
これ、すっごく大事なので、もう一度繰り返し言いますね。
イヤイヤ期にはその子の持った絶対値があります。なので、出し切るまで出てきます。ですので、イヤイヤ期でも出し切れない場合、思春期で出ますし、思春期でも出し切れない場合、ひきこもりとなって現れるのです。
皆さんの周りにいませんか?「この子、イヤイヤ期も無かったし、反抗期も無かったのよ」っておっしゃってるママさん。そのような子はひきこもりになっている可能性がとても高いです。
これがどうゆうことなのかを説明いたしますね。
結論から言いますと、イヤイヤ期は、原初の怒りなのです。では、原初の怒りとは何かと説明いたします。原初の怒りとは、出産時に「なんでこの世に僕(私)を産み落としたんだよー!」という怒り。
そもそも、ママのお腹の中に10ヶ月もの長い年月一心同体となって赤ちゃんは成長しており、住んでいたわけです。お腹の中は、安心安全だし、人肌くらいに生暖かくて、プールで浮かぶようにふかふかプカプカ。そして、自分で食べなくても栄養はママがへその緒を使って運んでくれる。
こんなに至れり尽くせりな空間他にないわけです。
なので、ここで怠けてしまうのは普通のことですし、当たり前なこと。ましてや赤ちゃんですしね。
人という生き物は、大人だってそもそも気をゆるめたら甘える生き物。そうでしょ?それが、生まれたての赤ちゃんだったらなお更甘い方向に流れていきます。
ですので原初の怒りは当然のことっちゃ、当然のことですよね?「なんでお腹の中にずっと居させてくれないんだー!!!!(怒)」となるのも無理ないわけです。
原初の怒りを理解したら、イヤイヤ期マスターになったも同然!
さて、原初の怒りを知ったみなさんはもうイヤイヤ期をマスターしたも同然!
なんか、少し肩の荷が降りて、ちょっとだけ安心できたのではないでしょうか?
イヤイヤ期の子を持つママって、結構神経質になってしまうものなのです。うちの娘も、1歳10ヶ月の終わりからイヤイヤ期が始まりました。おしゃべりがわりと上手な娘なので喜んでたのもつかの間、、、「イヤ!」「イヤヤ!」←なぜ関西弁w「できないできないできない!」しまいには、寝言でも「イヤ~!」と言っています(涙)
できているのにすぐに「できない!」って言うし、1歳にしては集中力もあり、諦めが悪く何でも自分でやるタイプだったのが、イヤイヤ期に突入した途端に、
・すぐに諦める
・すぐにママやって~
・すぐにぴえんぴえん
・やってもいないのに「できない~」「イヤヤ~」
・自分の想定内でないと納得できずに泣く
・とにかくすぐに泣く
・理由も無く泣く
ある時、本人も言っていました、わたしが「どうして泣いちゃうのかな?」と質問してみると、「自分でもわからない(涙)」と・・・1歳11ヶ月の娘が答えていましたw(そうかそうか、自分でもわからないかwそうだと思ってたよ・・・w)微笑ましいですね❤
うちの娘の場合は、赤ちゃんの時に、割とおとなしくて夜泣きもほぼなかったので、イヤイヤ期が激し目かもしれません。丸2ヶ月間近くイヤイヤしていますね現状。でも、最初の2週間はうんざりするほどでしたが、最近はもうそろそろ終わりそうな出口が見えています。(もうすぐイヤイヤ期はじまって3ヶ月目突入します)
娘の乳児期からイヤイヤ期までの実例
娘は、上記でもお話したとおり、夜泣きもほぼ無い(生後二ヶ月の1週間くらいしか無かった記憶)乳児でしたので、原初の怒りを先ほど説明いたしましたが、原初の怒りのルールにのっとると、乳児期に泣ききれてないので、イヤイヤ期にイヤイヤ激しくなるのはわかっておりました。
ちなみに、昼間も思う存分乳児の時に泣かせてあげられていませんでした。なぜかと言いますと、うちは、自営業で1階の路面店ガラス張りの店舗経営。そして新宿のど真ん中のマンション住まい。テナントに居るときは他の会社さんもいらっしゃるので泣かせっぱなしにはさすがにできないので、ご機嫌とりしてしまったり、おしゃぶりを与えてしまうことも多々ありました。ですので、わだかまりを残さないためにも、スイッチが入ったように泣いた日があったら、昼間で泣いても大丈夫でしたら、【今日は泣かせる日】と決めて、泣きやすいように抱きかかえて、泣かせてあげていました(チャイルドセラピーといいます。やり方もマンツーマンでお教えしていますので、ご連絡いただければ有料コーチングいたします)。
最初は60分ほど泣き、翌週は40分ほど泣き、その次の機会には20分ほど泣き続け、その後は、1歳過ぎたあたりで、夜中にえびぞりしながら突然夜泣きが2度ほどありました。
夜中の夜泣きは暗い子宮口を思い出すのです。つまり出産時のバーストラウマですね。誰もが持っていますが、夜泣きするお子さんはここが癒されていないのです(これもチャイルドセラピーで改善できます。チャイルドセラピーは1度ママが覚えれば、繰り返しおうちで実践できるので、ぜひ覚えていただきたいです)。
ただでさえ甘えていられるお腹の中に居たかったのに、自分で息をして口から栄養をとらなければならない世界に産み落とされるのに、暗いトンネルのような細くて狭い出口の見えない子宮口を通らなくてはならない・・・
生まれる前から茨の道を歩んでいるのですね。
そりゃあ怖くてえびぞりしますし、怒りがたまって原初の怒りもでます。
ですので、本当に人生最大と言っていいほど私はここが人間としてとても大切な部分だと皆さんにお伝えしておりますが、泣かせてあげてください!
イヤイヤさせてあげてください。
抑圧してやめさせないでください。
泣かせるのもイヤイヤを見るのもつらければ、それはママの心を癒す必要があるので、わたしのLINEカウンセリングを受けるか、誰かにお話してください。
イヤイヤ期でも出し切れないとどうなるか?
思春期がはげしくなります。
そして、思春期も親から暴力などで抑え込まれた子は、非行に走るか、ひきこもりになります。
私は、身近にたくさんのひきこもりになってしまった方々を見てきました。
30歳になってからひきこもりになる方もたくさんいます。
今一度、「抑圧していないか」これを自問自答してください。
どうしても親御さんがつらい時は、どうぞカウンセリングを受けてみてください。とてもとてもらくになりますし、“ああ、なんだ、こんな単純なことだったのか”と自分の心の仕組みを理解できます。